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「面接になると涙が出そうになって、うまく話せない」
「この前の面接で泣いてしまった。きっともう不採用…」
「また泣いたらどうしようと思うと、応募する勇気が出ない…」
面接で泣いてしまうと、「社会人失格だと思われたかも」と落ち込んでしまいますよね。
実は私も、面接の場で涙が出てしまったことがあります。
そして数年後、今度は採用面接官として応募者を迎える側も経験しました。
両方の立場を経験して分かったのは、採用側は「泣いたかどうか」をほとんど見ていないということです。
この記事では、泣いた側と採用する側の両方を経験した私が、面接で泣いてしまうHSPさんに向けて、実体験ベースでお話しします。
\ この記事で分かること /
- HSPが面接で泣いてしまう理由3つ
- 採用側が本当に見ているポイント6つ
- 泣いてしまったときのリカバリー3ステップ
【体験談】HSPの私が面接で泣いてしまった日のこと

まずは、私が面接で泣いてしまったときのお話をさせてください。
当時の私は無職で、ハローワークで見つけた不動産会社の求人に応募しました。
募集内容は「接客ありの事務職」でした。
事務の経験を活かせそうだと思って面接に行ったのですが、始まってみると、なぜか営業職を強く勧められたんです。

え、事務の募集ですよね…?
想定していなかった展開に気が動転しているところへ、面接官からこう言われました。
あなたは、この業界に
あまり合っていないんじゃないかな
その瞬間、こらえる間もなく涙が出てしまったんです。
「そっちが違う募集をかけていたのに、何なんだろう…」
「こんな短時間で、私の何が分かるの!?」
「私という存在を否定された気がする…」
今振り返れば、「不動産業界はハードな面もあるから、別の業界の方が合いそう」という助言に近い言葉だったのだと思います。
ですが、当時の私にはそう受け取る余裕がありませんでした。
涙が出たあと、私は「失礼しました」と一言伝えて、深呼吸をしてから話に戻りました。
正直「この面接は落ちたな」という確信があったので、その後は変に取り繕わず、正直に話すことに切り替えたんです。
すると不思議なことに、涙は自然と引っ込んでいきました。
問題は、そのあとでした。
帰り道からずっと、「否定されてしまった」という気持ちが頭から離れませんでした。
「私はもう社会から必要とされていないのかもしれない…」
「どの会社にも採用してもらえなかったらどうしよう…」
働いていない状態だったこともあり、しばらく負のループに陥ってしまいました。
ちなみにその会社からは、合否の連絡すら来ませんでした。
こちらから電話をしても折り返しはなく、ハローワークの方に報告して、次の面接に切り替えました(笑)



今思えば、入る前に合わない会社だと分かってよかったです。
HSPが面接で泣いてしまう理由


そもそも、どうしてHSPさんは面接で涙が出やすいのでしょうか。
私の経験とHSPの気質を踏まえると、大きく3つの理由があると思っています。
\ 面接で泣いてしまう3つの理由 /
- 感情が動きやすく、内面を話すと涙腺がゆるむ
- 言葉にするのが追いつかず、もどかしさでいっぱいになる
- 面接官の言葉を「自分への否定」として受け取ってしまう
感情が動きやすく、内面を話すと涙腺がゆるむ
HSPさんは物事を深く受け取り、感情が大きく動きやすい気質だと言われています。
面接は、志望動機や退職理由など「自分の内面」を掘り下げて話す場です。
つらかった経験や本気の想いを言葉にしているうちに、気持ちが高ぶって涙につながりやすいんですよね。
泣いてしまうのは、気持ちが弱いからではありません。
それだけ真剣に向き合っている証拠でもあります。
言葉にするのが追いつかず、もどかしさでいっぱいになる
頭の中ではたくさんのことを感じているのに、その場でうまく言葉にできない。
HSPさんは深く考えるぶん、考えを整理して話すまでに時間がかかりやすい傾向があります。
面接のようにテンポを求められる場では、「伝えたいのに伝えられない」もどかしさが積み重なって、涙となってあふれてしまうことがあります。
面接官の言葉を「自分への否定」として受け取ってしまう
私が泣いてしまったのは、まさにこのパターンでした。
面接官としては軽い確認や助言のつもりでも、深く受け取るHSPさんには「存在ごと否定された」ように響いてしまうことがあります。
評価される場では、必要以上に自分を追い込みやすいことも重なって、心が受け止めきれなくなってしまうんです。



「合っていない」の一言が、ずっと胸に刺さっていました…。
面接官になって分かった採用側の本音


ここからが、この記事でいちばんお伝えしたいパートです。
私はその後、勤め先の福祉事業所で、3〜4年ほどの間に5人の中途採用面接を担当しました。
面接は、上司と私、応募者さんの3人で行うスタイルです。
採用する側を経験して、応募者だった頃の思い込みがずいぶん変わりました。
\ 面接官になって分かった4つのこと /
- 合否の話し合いで「泣いた・緊張」はほぼ話題にならない
- 採用側が本当に見ているポイント6つ
- 緊張で涙目だった応募者さんの話
- むしろ緊張ゼロの人のほうが心配になることも
合否の話し合いで「泣いた・緊張」はほぼ話題にならない
面接が終わると、その直後に上司と話し合って合否を検討します。
最終的な決定は上司ですが、採用された方と一番近くで働くのは私なので、私の意見もかなり尊重されました。
その話し合いの場で、「緊張していましたね」「泣きそうでしたね」という話は、ほとんど話題にのぼりません。
初対面の場で緊張するのは当たり前ですし、「働くうちに慣れていくだろう」と、採用側は特に気にしていないんです。



では、何を見て決めているのでしょうか?
採用側が本当に見ているポイント6つ
私たちが話し合っていたのは、もっと現実的なことでした。
\ 採用側が見ているポイント6つ /
- これまでの経歴や離職理由から、長く働いてくれそうか
- なぜこの会社に応募してくれたのか
- 職務内容を問題なくこなせそうか
- 今いる職員との相性
- 倫理観や人間性
- 清潔感
中でも会社として一番重視していたのは、「すぐに辞めず、長く勤めてくれそうか」でした。
会社は採用した方に仕事を教えるため、時間も労力もかけます。
だからこそ、数ヶ月で辞めてしまわないか、という点を一番気にしているんです。
泣いたかどうかは、この基準のどこにも入っていません。
緊張で涙目だった応募者さんの話
実際に、ガチガチに緊張して涙目になっていた応募者さんが一人いらっしゃいました。
こちらとしては、「緊張してもいい、ゆっくりでもいいので、ご自身の答えを伝わるように話してもらえれば十分」というスタンスで待っていました。
ですが、その方は頭が真っ白になってしまったようで、質問にあいまいな答えしか返せなくなってしまったんです。
お互いのすり合わせができず、残念ながら採用は見送りになりました。
お伝えしたいのは、分かれ目は「泣いたか」ではなく「答えが伝わったか」だったということです。
涙が出ても、そのあとに自分の言葉で話せれば、採用側はちゃんと受け取ってくれます。
むしろ緊張ゼロの人のほうが心配になることも
意外に思われるかもしれませんが、まったく緊張せず、どっしり構えすぎている方のほうが、「何か裏があるのかな」と気になってしまうことがありました。
自信満々で口がうますぎる方ほど、入社後に言葉と行動のギャップが見えてくるケースもあるからです。
緊張は、真剣さの表れとして受け取られることも多いんですよ。



緊張やうまく話せないことは、マイナスとは限らないんです。
面接で泣いてしまったときのリカバリー3ステップ


とはいえ、実際に涙が出てしまったら、その場でどうすればいいのか困ってしまいますよね。
私の経験から、「その場」「面接のあと」「次の面接」の時系列でリカバリーをまとめました。
\ 泣いてしまったときのリカバリー3ステップ /
- ステップ1:ひとこと断って深呼吸する
- ステップ2:「否定された」気持ちを引きずらない
- ステップ3:「泣く前提」の面接練習をしておく
ステップ1:ひとこと断って深呼吸する
涙が出てしまったら、「申し訳ありません、少しお時間をください」と一言伝えて大丈夫です。
深呼吸をして、落ち着いてから話に戻りましょう。
私の場合は、「取り繕うのをやめて正直に話そう」と切り替えたら、涙が自然と引っ込んでいきました。
泣いたことを取り返そうと焦るより、「ここから自分の言葉で伝えること」に意識を向けるのがおすすめです。
ステップ2:「否定された」気持ちを引きずらない
面接のあとに落ち込みを引きずってしまうのは、私も経験したのでよく分かります。
そんなときに思い出してほしいのが、面接はお互いの相性を見極める場だということです。
減点方式のテストではないので、落ちたからといって、あなたの価値が下がるわけではありません。
面接官側を経験して分かったのですが、1つの枠に複数の応募があると、「いいな」と思う方が複数いても、どうしても1人に絞らなければいけないことがあります。
「うちの会社とは仕事内容の相性が合わなそうだけれど、同業の別の会社なら、この方にぴったり合うかも…」というケースも、実際に目にしてきました。
不採用は「あなたがダメ」ではなく
「今回はご縁がなかった」というだけ
それでも自分を責める気持ちが強くなってしまったときは、こちらの記事も読んでみてくださいね。


ステップ3:「泣く前提」の面接練習をしておく
私は不動産会社での一件のあと、「泣きそうになること前提で、そうなった場合の対処法を含めた面接練習」をするようになりました。
面接でダメ出しされたり、答えに詰まったりした質問は、「次に似たことを聞かれたら、こう答えよう」と1つずつ用意していきました。
対策できるものを1つずつクリアしていったら、こう思えるようになったんです。
「仮に泣いたとしても、私には伝えるための言葉がある!」
「ゆっくり落ち着いて話せば大丈夫!」
「泣かないように我慢する」練習ではなく、「泣いてもリカバリーできる」準備をしておくと、面接への怖さがずいぶん和らぎますよ。
「泣かないため」ではなく「伝えるため」の準備をしよう


リカバリーとあわせて、面接前の準備も「泣かない練習」から「伝える準備」へ切り替えるのがおすすめです。
採用側の立場から言うと、いちばんありがたいのは「流暢に話す人」ではなく、ゆっくりでも自分の答えを伝えてくれる人でした。
そのためには、志望動機や退職理由など、感情が動きやすい質問こそ、事前に言葉を用意しておくことが大切です。
それから、もうひとつ覚えておいてほしいことがあります。
面接は、会社があなたを見ると同時に
あなたが会社を見る場でもある
私が面接を受けた中には、社員の方の挨拶がなく、明らかに社内の雰囲気が悪そうだな…という会社もありました。



こちらこそ、お断りです!
「ここが自分に合う会社か、チェックしてみよう」という気持ちで臨むと、少し目線が変わって緊張も和らぎますよ。
そして、面接の準備は一人で抱え込まないことも大切です。
自分の苦手な部分を人に見せるのは恥ずかしいものですが、練習に付き合ってくれて、自分では気づかない部分を教えてくれる人の存在は、本当に心強いものです。
私のように「応募してみたら、そもそも業界が合わないと言われてしまった…」というミスマッチも、自己分析や企業の深掘りの段階から整えておくことで、未然に防ぎやすくなります。
面接まわりだけでなく、転職活動全体の進め方を知りたい方はこちらもどうぞ。


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HSPの面接に関するよくある質問(FAQ)
最後に、面接で泣いてしまうHSPさんからよくいただく疑問と答えをまとめました。
まとめ:泣いても伝われば大丈夫


最後に、この記事の要点をまとめます。
- 採用側は「泣いたかどうか」をほとんど見ていない
- 見ているのは「長く働いてくれそうか」「答えが伝わるか」
- 泣いたら一言伝えて深呼吸→自分の言葉に戻れば大丈夫
- 面接はお互いの相性を見極める場。落ちても価値は下がらない
面接で泣いてしまうのは、あなたがそれだけ真剣に向き合っているからです。
泣いてしまっても、伝えるための言葉があれば大丈夫。
この記事が、次の一歩を踏み出す後押しになれたら嬉しいです。
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