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「今の職場がつらくて、転職を考えている」
「けれど、HSPの自分に転職活動なんてできるのかな」
「そもそもこれって、ただ逃げたいだけなのかもしれない…」
こんな気持ちを抱えながら、毎日をなんとか乗り切っていませんか。
私はこれまでに5回の転職を経験して、今の職場で7年目を迎えています。
振り返って思うのは、HSPにとって転職は「逃げ」ではなく、合う環境を探しに行く前向きな手段だということです。
この記事では、失敗もたくさん重ねながら今の職場にたどり着いた私の体験をもとに、辞めるか迷ったときの判断軸から消耗しない進め方までをまとめました。
\ この記事で分かること /
- HSPの転職が「逃げ」じゃないと言える3つの理由
- 転職すべきか迷ったときの判断軸4つ
- 5回転職した私の失敗と、今の職場にたどり着けた転機
- 消耗しない転職活動の進め方4ステップ(面接で危険サインを見抜く方法つき)
HSPの転職が「逃げ」じゃないと言える理由

転職を考え始めると、まず心に浮かぶのが「逃げなんじゃないか」という罪悪感ではないでしょうか。
ですが、結論からお伝えすると、その罪悪感で今の職場に留まり続ける必要はありません。
\ 逃げじゃないと言える3つの理由 /
- 転職への不安や迷いは誰にでもあるもの
- HSPは環境しだいで働きやすさが人一倍変わる
- 「ここで無理ならどこでも無理」は思い込み
転職への不安や迷いは誰にでもあるもの
まずお伝えしたいのは、転職を迷う気持ちはHSPに限った話ではないということです。
慣れた職場を離れる不安や「次がうまくいく保証はない」という迷いは、誰にとっても自然な感情です。
だから、迷っている自分を「決断力がない」と責めなくて大丈夫です。
迷うこと自体は、何もおかしいことではありません。
そのうえで、HSPには「環境の影響を受けやすい」という気質の特徴があります。
次で詳しくお話ししますね。
HSPは環境しだいで働きやすさが人一倍変わる
HSPは刺激を深く受け取る気質と言われていて、職場の雰囲気や人間関係の影響を人一倍受けやすい傾向があります。
これは悪いことばかりではなく、合う環境に移れたときの回復も人一倍大きいということでもあります。
私の場合も、職場の環境が変わっただけで「仕事が続かない私」から「7年続く私」に変わりました。

変わったのは私ではなく、環境のほうでした。
つまりHSPにとって環境を変えることは、ほかの人以上にリターンの大きい選択肢なんですよね。


「ここで無理ならどこでも無理」は思い込み
新卒で入った1社目の職場で、私はまさにこう思い込んでいました。
「新卒で入った会社だから、多少厳しくても続けないと」
「これに耐えられないなら、どこに行ってもやっていけない」
「ここで辞めたら、甘えになってしまう…」
他の会社を知らないので比較のしようがなく、異常な環境を「これが普通」だと思うしかなかったんです。
ですが、複数の職場を経験した今なら断言できます。
「ここで無理ならどこでも無理」は、視野が狭いときに生まれる思い込みです。
実際、私はその職場で心身の調子を崩してしまい、長期間休むことになりました。
今なら「あの環境は特殊だったから、早く次に移ってよかったんだよ」と当時の自分に言ってあげたいです。
転職すべきか迷ったときの判断軸


とはいえ、「じゃあ辞めていいんだ!」とすぐに割り切れないのがHSPですよね。
ここでは、私が5回の転職を経て「これで判断すればよかった」と思っている軸を4つ紹介します。
\ 迷ったときの判断軸4つ /
- 心と体に不調のサインが出ていないか
- そこで頑張って得られるものがあるか
- つらさの原因は「環境」か「仕事内容」か
- 一人で決められないなら相談して整理する
心と体に不調のサインが出ていないか
一番優先してほしいのが、心と体の状態です。
眠れない・食欲がない・出勤前に涙が出るなど、体からのサインが出ているなら、頑張り続けるのは危険信号だと思っています。
私は1社目で「甘えかもしれない」と5〜6か月も悩み続けた結果、体調を崩して会社に行けなくなり、そこでやっと辞める決断をしました。
決断できたというより、限界が先に来てしまった形です。
無理をして体調を崩すと、回復にも時間がかかります。
つらい状態が続いているなら、我慢を続けず、医療機関や専門の窓口に相談することも考えてみてくださいね。



体が動かなくなる前に、立ち止まってほしいです…。
なお、「辞めたいのに、怖くて言い出せない」という状況で消耗している場合は、退職代行という選択肢もあります。
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そこで頑張って得られるものがあるか
次の判断軸は、「今の職場で頑張った先に、得られるものがあるか」です。
同じ「つらい」でも、身につけたいスキルや経験につながるつらさなら、頑張る意味があります。
ですが、パワハラや理不尽に耐えるだけの毎日だとしたら、どうでしょうか。
そこで頑張って得られるものが何もないなら、
頑張る場所を間違えている
これは、当時の自分に一番伝えたい言葉です。
「耐えること」自体は、キャリアにも心にも何も積み上げてくれません。
得られるものがない場所で消耗しているなら、頑張る場所を変えるサインだと思っています。
つらさの原因は「環境」か「仕事内容」か
「仕事がつらい」と一言で言っても、原因が環境なのか仕事内容なのかで、取るべき行動は変わります。
私の場合、事務の仕事内容そのものは問題なかったのに、職場のパワハラ気質で体調を崩しました。
つまり原因は仕事ではなく環境だったんです。
- 環境が原因 → 同じ職種のまま、職場を変えるだけで解決することが多い
- 仕事内容が原因 → 職種や働き方から見直す必要がある
原因の切り分けができると、転職の方向性が一気にはっきりします。
「そもそも自分にはどんな仕事が合うんだろう」と職種の例から考えたい方は、こちらの記事が参考になりますよ。


一人で決められないなら相談して整理する
ここまでの判断軸で考えても、一人で結論を出すのはなかなか難しいものです。
頭の中だけで考えていると、同じ不安がぐるぐる回ってしまうんですよね。
「辞めたい。でも本当にいいのかな」
「次も失敗したらどうしよう」
「考えれば考えるほど分からなくなってきた…」
そんなときは、誰かに話しながら頭の中を整理するのがおすすめです。
私も転職で悩んでいた時期、知り合いのキャリアカウンセラーの方によく相談していました。
自分の仕事探しの軸を理解したうえで一緒に考えてもらえるのは、想像以上に心強かったです。
「転職すべきかどうかの段階から相談したい」という方には、キャリア専門の相談サービスという選択肢もありますよ。
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【体験談】5回の転職で失敗した回とうまくいった回


ここからは、私の5回の転職を正直に振り返ります。
きれいな成功談ではなく、失敗のほうが多かった実話として読んでいただけたらうれしいです。
\ 5回の転職の振り返り /
- 5回の転職遍歴
- 一番の失敗は「焦って決めた」2社目
- 続く職場にたどり着けた転機
5回の転職遍歴
まず、私の職歴をざっくりまとめるとこんな流れです。
- 1社目:医療関係の事務(正社員)…パワハラで体調を崩して退職
- 2社目:クリニックの事務(フルタイムパート)…ここもパワハラ環境で退職
- 3社目:役所の臨時職員…働く自信を取り戻し、正社員を目指して卒業
- 4〜5社目:就労支援施設の支援員(正社員)…声をかけてもらい、今の職場の立ち上げへ
- 6社目:今の職場…7年目に突入
こうして並べると、前半は環境に恵まれず、後半に向けて少しずつ立て直していった流れが分かります。
転職を繰り返していても、ちゃんと「続く職場」にはたどり着けます。



振り返ると、よく諦めなかったなと思います。
一番の失敗は「焦って決めた」2社目
5回の中で一番の失敗だったと思うのは、2社目のクリニックです。
パワハラで体調を崩した直後だったこともあり、当時の頭の中はこんな状態でした。
「とにかく早く次を決めて安心したい」
「無職の期間が長くなるのが怖い」
「採用してもらえるなら、どこでもいい…」
下調べをまったくせずに、採用されるまま入社したんです。
その結果、入ってみたら想像以上の環境でした。
- スタッフ同士で嫌がらせが起きていた
- 毎朝、奥の部屋から責任者のヒステリックな怒鳴り声が聞こえてきた
- 物を蹴るような音がして、朝から緊張が続いた
失敗の原因は、企業をよく見ずに「採用されること」をゴールにしてしまったことでした。
焦っているときほど、判断の基準が「受かるかどうか」だけになってしまうんですよね。



焦って決めた転職は、同じ失敗を繰り返しました…。
続く職場にたどり着けた転機
そんな私でも、今の職場は7年続いています。
何か特別なことをしたわけではないのですが、振り返ると変わった点が2つありました。
1つ目は、過去の失敗した職場と似た空気を感じたら、応募しない・採用されても断ると決めたことです。
求人票や面接で感じる違和感を「気のせい」にせず、判断材料として扱うようにしました。
このとき使っていた見抜き方は、次の章で詳しく紹介しますね。
2つ目は、考え方の変化です。
「悪い環境でも耐えて働き続けるべき」から、「合う場所は、自分から動いて探しに行っていい」に変わりました。
ちなみに今の職場が続いている理由は、職種そのものより人間関係が良好で、困ったら協力して解決する雰囲気という「環境」の部分が大きいと感じています。
HSPが消耗しない転職活動の進め方


ここからは、実際に転職へ向けて動くときの進め方です。
転職活動は工程が多いので、HSPは「全部を一気にやらない」ペース配分が何より大切だと思っています。
\ 消耗しない進め方4ステップ /
- 活動のタイミングを決める(在職中か退職後か)
- 求人は「無理なく続けられるか」で選ぶ
- 面接と職場訪問で危険サインを見抜く
- 苦手な工程は道具と人に頼る
活動のタイミングを決める(在職中か退職後か)
最初に決めたいのが、在職中に活動するか、辞めてから活動するかです。
私は両方のパターンを経験しました。
- 役所時代:契約更新のタイミングが決まっていたので、在職中に活動。残業がなく休みも取りやすい職場だったので、面接の調整がしやすかった
- パワハラで体調を崩したとき:働きながら活動する余裕がなく、辞めて回復を待ってから仕事を探した
この経験から言えるのは、正解はどちらか一方ではなく、今の自分の余力で決めるものだということです。
収入面の安心を考えると在職中の活動が理想とされますが、心身に不調が出ているなら、まず休んで回復させることが最優先です。
回復してからのほうが、企業を見る目も冷静になりますよ。
求人は「無理なく続けられるか」で選ぶ
求人を選ぶ段階で、私が一番大事にするようになった軸があります。
それは、収入の高さよりも「ほとんど毎日、この仕事を何年も続けられそうか」という視点です。
キャリアがないのに最初から給与が高い求人には、業務がハード・残業が多いなどの理由が隠れていることがあります。
HSPは「ちょっと背伸びすればできるかも」で無理をして、頑張りすぎて潰れやすい気質でもあります。
だから求人を見るときは、自分にこう尋ねるようにしています。
ほとんど毎日、何年も、
この仕事を続けられる?
だからこそ、目先の条件のよさにとらわれず、長く続けられるかどうかで選ぶのがおすすめです。
給与は経験を積めば後からついてきますし、スキルが身につけば良い条件への転職もしやすくなります。
ちなみに、消耗の原因が「職場という場所そのもの」にある場合は、在宅で働ける求人に絞って探すという方法もありますよ。
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なお、未経験の職種に挑戦したい場合の選び方は、こちらの記事で詳しくまとめています。


面接と職場訪問で危険サインを見抜く
ここが、5回の転職で一番役に立っているスキルかもしれません。
失敗を重ねる中で、「危ない職場は、面接の時点でサインを出している」ことに気づきました。
求人票の見方については別の記事でまとめているので、ここではひとつだけ挙げておきます。
「要相談」の項目がやたら多い求人は、条件をはっきり書けない事情があることが多いので、面接でがっつり確認するようにしていました。


そのうえで、実際に面接で訪問したときのチェックポイントです。
\ 面接訪問時のここに注意 /
- 社員の誰からも挨拶がない・表情が暗い・空気が重い
- 受付で声をかけても、誰も出てこない
- 応募した職種と別の職種での採用を提案してくる
- 条件確認もそこそこに「明日から来て」の雰囲気
- 実務の話をせず、あら捜しのような質問ばかりしてくる
HSPは場の空気を敏感に感じ取れる気質です。
面接で感じた「なんか空気が重い…」は、立派な判断材料にしていいと思っています。
普段は疲れの原因になりがちな敏感さが、職場選びでは強力なセンサーになってくれるんです。



違和感のある会社は、こちらからお断りです!
職場の雰囲気を見極める視点は、こちらの記事でも詳しくお話ししています。


苦手な工程は道具と人に頼る
転職活動には、HSPにとって刺激の強い工程がいくつもあります。
私が一番つらかったのは、知らない企業への応募の電話連絡でした。
ぶっきらぼうで高圧的な担当者に当たると、「この人と面接か…」と気が重くなってしまって。
そこで、応募電話の会話テンプレを紙に印刷して、見ながら話すという工夫をしていました。
読み上げるだけの状態にしておくと、頭が真っ白になっても何とかなります。
面接も、パワハラのあとは人と話すこと自体が怖くなり、通院しながら活動していた時期もありました。
面接に不安が強い方は、こちらの記事も参考になるかもしれません。


そしてもう一つ、大きな支えになったのが「相談できる人」の存在です。
当時の私は転職エージェントの存在を知らず、ハローワークと大学の就職支援窓口だけで活動していました。
それでも、求人票を一緒に確認して注意点を教えてもらえたり、面接対策をしてもらえたりと、一人で抱えない転職活動はかなり心強かったです。
ですが、応募の電話も細かい日程調整も、当時は基本すべて自分で動く必要がありました。
相談はできても、実際のやり取りは全部自力だったので、HSPの気質的には負担に感じやすかったのが正直なところです。
今から転職に向けて動くなら、企業の内部情報を持っていて、電話や日程調整も任せられる転職エージェントを使いたいと思っています。
応募先とのやり取りを代わりにやってもらえるのは、電話が苦手なHSPには大きなメリットですよ。
HSPの転職に関するよくある質問(FAQ)
最後に、HSPの転職についてよくある質問をまとめました。
まとめ:転職は「合う環境」を探しに行く前向きな手段


最後に、この記事のポイントをまとめます。
- HSPは環境の影響が人一倍大きい=環境を変える価値も人一倍大きい
- 判断軸は「心身の不調」「得られるもの」「原因は環境か仕事内容か」
- 危ない職場は求人票と面接でサインを出している。違和感はセンサーとして使う
- 苦手な工程は道具と人に頼って、全部一気にやらない
「ここで辞めたら逃げになる」と、かつての私は5〜6か月も悩み続けました。
ですが今なら分かります。
合わない環境から離れることは逃げではなく、自分に合う場所を探しに行く前向きな一歩です。
そして、自分に合う環境は、行動すれば意外と見つかります。
5回転職した私が、最終的に7年続く職場にたどり着けたのですから。



あの頃の私に、この言葉を届けたいです。
焦らず、あなたのペースで、転職に向けて一歩ずつ動いていきましょう。
このブログでは、HSPの仕事の悩みと働き方のヒントを総まとめした記事もあります。
よければあわせて読んでみてくださいね。







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