HSPに正社員は無理?と決める前に|つらさの正体は雇用形態ではなかった

HSPに正社員は無理?と決める前に…つらさの正体は雇用形態ではなかった!

※本記事にはプロモーションが含まれます。

「また月曜日が来る。8時間もつ気がしない…」
「HSPの自分に正社員は無理なのかな…」
「かといって手放したら、もう戻れない気がして怖い…」

こんなふうに、「正社員 無理」と検索するほど追い詰められていませんか。

私も以前の職場で体調を崩し、正社員になる道を一度手放した経験があります。

ですが今は、最初から正社員・8時間勤務で入った職場に7年勤め続けています。

振り返って思うのは、無理だったのは「正社員」ではなく「あの職場」だったということです。

この記事では、「正社員が無理」と感じる理由を切り分けながら、手放すかどうかを判断するための考え方を、私の体験を交えてお伝えします。

この記事で分かること

  • HSPが「正社員は無理」と感じてしまう理由
  • 「無理」の正体が雇用形態なのか職場なのかを切り分ける方法
  • 正社員を手放す前に考えたい3つの判断基準
  • 世間体・キャリア・お金の不安との向き合い方
  • 正社員を一度手放した私が7年続いている体験談
目次

HSPが「正社員は無理」と感じてしまう理由

HSPの女性が職場のデスクで時計を見ながら疲れた表情をしているイラスト

最初にお伝えしたいのは、「正社員は無理かもしれない」と感じるのは、あなたが弱いからではないということです。

無理と感じやすい3つの理由

  1. 8時間の拘束時間が長く感じる
  2. 責任やプレッシャーが重くのしかかる
  3. 職場の刺激と人間関係に消耗する

8時間の拘束時間が長く感じる

週5日・1日8時間、通勤を含めれば1日の大半を仕事に使う生活。

この働き方に疲れを感じるのは、HSPに限った話ではありません。

そもそも「正社員のフルタイム勤務」は、誰にとってもかなりハードな働き方だと思っています。

そのうえでHSPは、勤務中ずっと刺激を受け取り続けているぶん、同じ8時間でも消耗の量が人一倍になりやすいのです。

責任やプレッシャーが重くのしかかる

正社員には、パートや派遣と比べて重い責任がともないがちです。

  • ミスができない業務を任される
  • 後輩の指導や調整役を求められる
  • 「正社員なんだから」という周囲の期待を感じる

HSPは物事を深く受け止める気質があるので、責任の重さをまともに背負い込みやすい傾向があります。

「期待に応えなければ」と気を張り続けて、気づいたら心が疲れ切っていた、ということも少なくありません。

職場の刺激と人間関係に消耗する

そして一番大きいのが、日々受け取る刺激からくる消耗です。

電話の音や人の話し声、ピリピリした空気、機嫌の波がある人。

こういった刺激を敏感に受け取ってしまうHSPにとって、合わない職場での8時間は、仕事の中身以前に「そこにいるだけ」で消耗してしまうのです。

休憩時間まで気を張っていました…

疲れやすさの原因をもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

「正社員が無理」の正体を切り分けてみよう

繊細な女性が2枚のカードを見比べて考えているイラスト

つらさの理由が見えてきたところで、この記事で一番お伝えしたいことに入ります。

それは、「無理」の正体を切り分けてみるということです。

切り分けの3ステップ

  1. 無理の正体は「雇用形態」か「今の職場」か
  2. 雇用形態を変えるだけでは消耗が続くこともある
  3. 職場との相性が合えば正社員でも働き続けられる

無理の正体は「雇用形態」か「今の職場」か

「正社員が無理」と感じているとき、実は2つの別の問題が混ざっていることが多いと思っています。

「正社員という雇用形態」が無理なのか、「今いる職場」が無理なのか、です。

つらいのは「正社員だから」?
それとも「この職場だから」?

自分に問いかけてみてほしいのが、こちらの質問です。

3つの問いかけ

  • 職場の人間関係が穏やかだったら、続けられそうか
  • 仕事の内容が変わったら、続けられそうか
  • 勤務時間が短くなったら、それだけで解決しそうか

「人間関係や仕事内容が変われば続けられそう」と感じるなら、無理の原因は正社員ではなく今いる職場のほうにある可能性が高いです。

雇用形態を変えるだけでは消耗が続くこともある

注意したいのは、職場に原因があるのに雇用形態だけを変えてしまうケースです。

私はパートとして働いていた職場で、人間関係に消耗して体調を崩した経験があります。

勤務時間が短くても、合わない職場では心身が削られていきました。

パートに変えても、消耗のもとが職場に残っていれば無理は消えないのです。

何が無理なのか、それまで分けて考えたことがなかったです

職場との相性が合えば正社員でも働き続けられる

反対に、相性の良い職場であれば、正社員の8時間勤務でも続けられることがあります。

私は今の職場に、最初から正社員・8時間勤務で入りました。

以前は「8時間の拘束は苦痛」とすら感じていたのに、今の職場では7年続いています。

同じ8時間でも、どこで働くかによって疲れ方はまったく違うと、身をもって感じました。

勤め先しだいで、こんなに違うんですね!

正社員を手放す前に考えたい3つの判断基準

カフェでノートに気持ちを書き出して考える女性のイラスト

切り分けの視点が持てたら、次は「続けるか、手放すか」を考えていきます。

手放す前の3つの判断基準

  1. 仕事に慣れたらしんどさは改善されそうか
  2. 今の職場に調整できる余地はあるか
  3. 職場を変えれば正社員のまま働けそうか

仕事に慣れたらしんどさは改善されそうか

まず問いかけてみてほしいのが、「仕事に慣れてきたら、このしんどさは軽くなりそうか」です。

仕事を覚えるまでの時期は、誰にとっても負荷が高いものです。

特にHSPは深く処理する気質のぶん、慣れるまでの消耗が大きくなりがちだと感じています。

見分けの目安

  • 覚えることが減ってきたら楽になりそう → もう少し様子を見る余地あり
  • 慣れてきたのに、しんどさが変わらない → 働き方を見直すサイン

私は「今日はこれが1つできたら上出来」と自分に言い聞かせて、完璧を目指さないようにしていました。

全部を完璧にこなそうとすると、正社員を続けること自体がしんどくなってしまうからです。

ですが、体に支障が出るほどつらい場合や、仕事を覚えてもしんどさが抜けない場合は、無理に粘らなくていいと思っています。

働けなくなる前に、立ち止まってほしいです

今の職場に調整できる余地はあるか

次に、今の勤め先でできる調整がないかを考えてみます。

正社員のまま負荷を下げられる余地がないか、探してみるのもひとつの方法です。

辞めずにできる調整の例

  • 業務量が多いことを上司に相談する
  • 部署の異動を希望として伝えてみる
  • 残業を減らせないか交渉する

仕事内容や人間関係に大きな問題がないなら、辞める前に「調整」を試すほうが低リスクです。

ただし、職場の空気が合っていない場合は、社内の調整だけでは解決しないこともあります。

職場を変えれば正社員のまま働けそうか

無理の原因が今の勤め先にあるなら、正社員を手放すのではなく、働く場所を変えるという道があります。

「正社員か、正社員以外か」の二択で考える前に、「合う職場で正社員を続ける」という選択肢も残しておいてほしいのです。

転職の進め方はこちらの記事で詳しく解説しています。

それでも「どう変えればいいのか分からない」と迷いが晴れないときは、誰かと一緒に整理してみるのもひとつの方法です。

キャリアコーチング

PR

「続けるか、手放すか」を
一人で抱えたまま決めようとしていませんか?

ポジウィルキャリアは、求人を紹介する転職エージェントではなく、「これからどう働きたいか」を一緒に言葉にしていくキャリアコーチングです。

「正社員を続けるべきか分からない」という迷っている段階から相談できるので、辞めるかどうか決まっていなくて大丈夫です。

初回カウンセリングは無料なので、つらさの正体を一緒に切り分けてもらう場として使ってみてください。

\ 迷っている段階から相談できます /

ポジウィルキャリアに
相談してみる

※20〜30代のキャリア設計に特化したコーチングサービスです
※初回カウンセリングは無料です

正社員を手放すのが怖いときの不安との向き合い方

窓辺で膝を抱えて不安そうに外をながめる女性のイラスト

判断基準が見えても、実際に手放すとなると不安が押し寄せてくると思います。

3つの不安との向き合い方

  1. 「甘えと思われたくない」という世間体の不安
  2. 「もう戻れないかもしれない」というキャリアの不安
  3. 「貯金が減っていく」というお金の不安

「甘えと思われたくない」という世間体の不安

正社員を手放そうとしたとき、私が一番怖かったのは周りの目でした。

「まだ若いのに、楽したくて怠けてるんじゃないか」
「ちょっとつらいことがあったくらいで、甘えてる」

そんなふうに思われるのではないかと、びくびくしていました。

ですが実際には、働き方を変えることと甘えはまったく別のものです。

体調を崩すまで頑張った人が働き方を見直すのは、甘えではなく自分を守るための判断だと今なら言えます。

昔は周りの目が気になって、言い出せませんでした…

「もう戻れないかもしれない」というキャリアの不安

「正社員のルートから一度でも外れたら、もう戻れないんじゃないか」

この不安は、私も強く感じていました。

新卒で入った会社でバリバリ働く同期たちと、かけ離れていく自分。

当時は「人生失敗した人」というレッテルを、自分で自分に貼ってしまっていました。

ですが実際には、一度外れても戻る道はありました

私はパート勤務や役所でのフルタイム勤務を経て、その後に正社員として採用されています。

正社員は「一度離れたら終わり」の
片道切符ではない。

回り道のように見えた時期も、今思えば「自分に合う職場の条件」を知るための大事な経験だったと感じています。

「貯金が減っていく」というお金の不安

収入が下がることへの不安も、現実的に大きいと思います。

私は実家暮らしだったのですぐに困る状況ではなかったのですが、それでも通帳を見るたびに残高が減っていくのは不安でした。

お金の不安は、毎月の生活費を「見える化」することで小さくできます。

最低いくらあれば暮らせるかが分かると、「ここまでは働き方を変えても大丈夫」という基準ができるからです。

※家計の考え方は人それぞれなので、あくまで一例として参考にしてください。

生活費の把握や、働き方を段階的にゆるめる方法は、こちらの記事で詳しく書いています。

正社員を一度手放した私が7年続いている話

HSPの女性が少人数の穏やかな職場で落ち着いて仕事に集中しているイラスト

ここからは、私の体験談をまとめてお話しします。

手放してから戻るまでの4つの場面

  1. 正社員化を目前に体調を崩して離職した
  2. 職業欄を書くのが恥ずかしかった時期
  3. 役所で働いて気づいた相性の大切さ
  4. 今の職場は最初から正社員で7年目

正社員化を目前に体調を崩して離職した

新卒で入った会社を人間関係が理由で離職したあと、私は次の職場にパートとして入りました。

そこで「仕事に慣れてきたら、正社員での契約も考えています」と声をかけてもらっていた頃のことです。

その会社では、人間関係の消耗が積み重なって、体に異変が出始めました。

  • 風邪でもないのに、毎日微熱が出る
  • 食欲が落ちて、食事の味がしなくなる

当時の私は「8時間だから無理」「週5日だから無理」とは思っていませんでした。

この職場にい続けたら、心身が限界になると感じていたのです。

正社員になる道が目の前にありましたが、私は離職を選びました。

ご飯の味がしなくなって、初めて限界だと気づきました…

職業欄を書くのが恥ずかしかった時期

離職してからしばらくは、正直しんどい時期でした。

新卒で入った会社で頑張り続けている友人たちとの集まりには、行きづらくなりました。

「今何やってるの?」と聞かれても、体調を崩して休んでいるとは答えにくかったからです。

書類の職業欄に「無職」と書くのも、恥ずかしくて嫌でした。

SNSは、影響を受けすぎる自分を知っていたので、あえて見ないと決めて距離を置いていました。

今振り返ると、この「比べる材料を減らす」工夫は、心を守るために大事だったと思っています。

役所で働いて気づいた相性の大切さ

転機になったのは、役所でフルタイム勤務を始めたことでした。

8時間勤務は久しぶりでしたが、働き始めて驚いたことがあります。

前の職場と大きく違ったこと

  • 仕事の内容が自分に合っていた
  • 人間関係で疲弊することがほとんどなかった
  • 本来やるべき仕事に集中できた

確かに忙しかったり、疲れたりすることはありました。

ですが、気を張り詰めて働かなくていいだけで、こんなに気持ちが楽なんだとハッとしたのです。

周りの職員さんから評価してもらえるようになったとき、はっきり分かりました。

無理だったのは「8時間働くこと」ではなく、「あの職場で働き続けること」だったのだと。

今の職場は最初から正社員で7年目

その後は福祉の職場をいくつか経験して、たどり着いたのが今の職場です。

半年の試用期間はありましたが、最初から正社員・8時間勤務です。

「メンタルの弱い自分にできるのか」という不安は、もちろんありました。

入る前に安心材料になったこと

  • もともと知っている関係からのスタートだった
  • これまでの経歴や苦労したことを、あらかじめ上司に話せていた
  • それを分かったうえで「一緒に働きましょう」と声をかけてもらえた
  • 役所で8時間勤務を経験できていた

だからこそ、「8時間だから無理」という不安はもうありませんでした

あれから7年。

忙しい時期もプレッシャーのある仕事もありますが、体調を崩すことなく働き続けられています。

正社員が無理なのではなく、
合わない職場が無理だった。

30代になった今は、20代の頃に大変だったことが少しずつ楽になってきた実感もあります。

だからこそ、「ずっと正社員は無理」と今の時点で決めつけなくていいと伝えたいのです。

あの頃の自分に、そう教えてあげたいです

なお、私が7年続いている職場に共通する条件は、こちらの記事で詳しく書いています。

「HSP 正社員 無理」に関するよくある質問(FAQ)

最後に、正社員が無理かもしれないと悩むHSPの方からよくある質問をまとめました。

HSPが「正社員は無理」と感じるのは甘えですか?

甘えではありません。HSPは刺激を深く受け取る気質があり、合わない職場では人一倍消耗しやすいためです。フルタイム勤務をつらいと感じるのは自然な反応であり、働き方を見直すことは自分を守るための前向きな判断といえます。

HSPが正社員で働き続けるメリットはありますか?

収入や雇用の安定、社会保険や賞与などの待遇面が主なメリットです。HSPにとっては生活の基盤が安定していること自体が安心材料になり、心の余裕につながる面もあります。相性の良い職場であれば、正社員の安定とHSPの気質は両立できます。

HSPが一度正社員を離れると、もう戻れないのでしょうか?

戻れないわけではありません。パートや契約社員から正社員登用を目指す道や、体調を整えてから正社員求人に応募し直す道があります。ブランクがあっても、自分に合う職場を選ぶ視点を持つことで、長く働ける形で復帰できるケースがあります。

HSPは仕事に慣れるまでに時間がかかりますか?

個人差はありますが、物事を深く処理する気質のため、覚えることが多い時期は負荷が高くなりやすい傾向があります。一方で、一度慣れると丁寧さや正確さが強みとして発揮されやすくなります。慣れるまでの消耗と、慣れた後のしんどさは分けて考えることが大切です。

HSPが正社員を辞めるかどうかは何を基準に判断すればいいですか?

仕事に慣れてもしんどさが減らないか、心身に不調が出ていないかが大きな目安です。微熱や食欲の低下など体にサインが出ている場合は、無理に続けず休養を優先し、医療機関や専門家に相談することが勧められます。働く場所を変えることで解決するケースもあります。

まとめ|「正社員が無理」の正体は雇用形態ではないかもしれない

朝の並木道を穏やかな表情で歩き出す女性のイラスト

最後に、この記事の内容をまとめます。

「正社員は無理」と感じるのは甘えではない
  • HSPは8時間の拘束・責任・職場の刺激で人一倍消耗しやすい
  • 正社員のフルタイムは、誰にとってもハードな働き方
無理の正体を切り分けてみる
  • 「雇用形態が無理」なのか「今の職場が無理」なのか
  • 雇用形態を変えても、合わない職場では消耗が続く
  • 相性の良い職場なら、正社員でも続けられる
手放す前に確かめたい判断基準
  • 仕事に慣れたら、しんどさは改善されそうか
  • 今の職場で調整できる余地はあるか
  • 働く場所を変えれば、正社員のまま働けそうか

私は一度正社員になる道を手放しましたが、合う職場に出会えた今は、正社員として7年働き続けられています。

「正社員は無理かもしれない」と感じている今のあなたに伝えたいのは、その無理は一生続く「無理」ではないかもしれないということです。

無理の正体を切り分けて、自分に合う場所をひとつずつ探していく。

その先に、あなたがちょうどよく働ける職場がきっとあると思っています。

決めつけずに、切り分けるところから始めましょう

PR

\ つらさの正体を、言葉にするところから /

ポジウィルキャリアに
相談してみる

※20〜30代のキャリア設計に特化したコーチングサービスです
※初回カウンセリングは無料です

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

はじめまして、当ブログを運営している「みなも」です。

HSP気質を持つ会社員として、日々の生活や仕事のなかで感じる生きづらさと向き合いながら過ごしています。

このブログでは、HSPとして感じたこと、気づき、生き方のヒントなどを発信しています。

「今日より、明日がほんのり明るくなりますように」――そんな願いを込めて書いています。

コメント

コメントする

CAPTCHA


このサイトは reCAPTCHA によって保護されており、Google のプライバシーポリシー および 利用規約 に適用されます。

reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。

目次