「HSPの自分はリーダーに向いてないかもしれない」
「責任や人間関係がしんどくて、毎日気が張っている」
「辞めたい気持ちはあるけれど、このまま続けるべきか分からない」
こんな思いを抱えながら、今日も仕事に向かっていませんか?
HSPの私は、リーダーを任されてから責任の重さや人間関係に疲れきってしまい、何度も「この仕事は私には合ってないかもな…」と感じてきました。
この記事では、HSP・INFJである女性の私がリーダーをやってみた結果として、向いていると感じた点、向いていないと感じた点を正直にお話しします。
リーダーに向いてないと感じる自分を責める前に、一度立ち止まって考えるヒントになれば嬉しいです。
HSP女性の私がリーダー職をやってみて感じたこと

リーダーを任された当初、正直なところ「自分に務まるのかな」という不安の方が大きかったです。
それでも、頼られた以上は応えたい気持ちがあり、HSP気質なりに周りの様子をよく見ながら仕事に向き合ってきました。
実際にやってみて感じたのは、「想像していた以上にしんどい場面が多い一方で、意外とうまく回せている部分もある」という、少し複雑な感覚です。
周囲からは
「丁寧で安心感がある」
「チーム内の雰囲気がいい」
「相談しやすい」
と言ってもらえることもありました。
その一方で、責任の重さや人間関係に気を張りすぎて、家に帰る前からひどく疲れてしまう日も少なくありませんでした。
ちなみに私は、刺激を求めて行動的なHSS型HSPではなく、慎重で内向的な非HSS型HSPです。
その特性もあってか、すぐに判断を求められる場面や、強く主張しなければならない状況では、かなり消耗してしまったと感じています。
このように、リーダーをやってみて初めて、「向いている部分」と「明らかに負担が大きい部分」の両方が見えてきました。
次の章では、私が特に「リーダーに向いてないかもしれない」「正直しんどい」「できるなら辞めたい」
と感じた理由について、もう少し具体的にお話しします。
HSPがリーダーに向いてないと感じた理由【正直な体験談】
リーダーとして仕事をする中で、私は少しずつ「この役割、思っていた以上にしんどいかもしれない」「これが続くならいっそのこと辞めたいな」と感じるようになりました。
特に負担に感じたのは、次のような点でした。
- 責任を一人で抱え込み、常にプレッシャーを感じていたこと
- すぐに判断を求められ、じっくり考える余裕がなかったこと
- 人間関係で強く出られず、伝え方に悩み続けたこと
- 周りに気を遣いすぎて、心も体も消耗してしまったこと
どれも、リーダーとしてはある程度仕方のないことなのかもしれません。
ですが、HSP気質の私にとっては、その一つひとつが想像以上に重くのしかかっていました。
ここからは、私が実際に「リーダーに向いてないかもしれない」と感じた具体的な理由を順番にお話していきます。
責任を一人で抱え込み、プレッシャーで潰れそうになった

リーダーになってから、仕事の重みを一気に背負い込んでしまった感覚がありました。
何かチーム内でトラブルが起きると、
「自分がリーダーなんだからなんとかしなきゃ」
「周りに迷惑をかけられない」
「しっかりやらないと、メンバーが不安になってしまう」
と考えすぎてしまい、気づけば常に緊張状態です。
ミスがあったら最後は自分の責任になるという不安から、スタッフの業務をすべて自分で確認し直し、1つ1つ手直ししていったこともありました。
HSPの私は責任感が強い分、このプレッシャーが想像以上にしんどく、「この役割って、私には向いてないのかもしれないなぁ」と感じるようになりました。
すぐに決断を求められる場面が多く、考える余裕がなかった
リーダーの仕事では、じっくり考える前に判断を求められる場面が多くありました。
本当は一度立ち止まって整理したいのに、今すぐに「どうする?」と即答を求められます。
慎重に考えてから動きたい非HSS型HSPの私にとって、このスピード感は大きな負担で、次第に判断すること自体が怖くなっていきました。
あとになって「決断が間違っていたのでは?」という不安に駆られ、家に帰ってからもずっとモヤモヤした時間が続いてしまいました。
強く言えない自分に人間関係の難しさを感じた
チームには、さまざまなタイプの人がいます。協力的な人ばかりならいいのですが、我が強い人や空気を乱す人に対して、ときには強く注意しなければならない場面もありました。
しかし私は、関係が悪くなることを恐れて、どうしても言い方がやんわりしてしまいます。

元々怒れないことがずっとコンプレックスでした。
その結果、
- 意図が伝わらず、仕事の流れに支障が出る
- タスクの重要度を理解してもらえず、中途半端な成果物が上がってくる
- 他の人にしわ寄せが行き、最後は不満が自分に回ってくる
このような状況に陥ることもありました。
こういったこともあり、「言い方が優しい人はリーダーに向いてないのかな」「ビシッと言えない人は、この仕事向いてないな」と悩んでいました。
人に気を遣いすぎて消耗してしまった


チームの人数が増えるほど、私の中では気にかけることも増えていきました。
リーダーは仕事を振って終わりではなく、
- 各スタッフの進捗把握
- スケジュール調整
- 遅れが出ている人へのフォロー
など、実に多岐にわたります。
遅れていそうな人はいないか、困っている人や悩んでいる人はいないか。
HSP気質の私は自然とアンテナを張り続けてしまい、仕事が終わる頃には、心も体もへとへとでした。
それでもHSPがリーダーとして評価された・向いていた面
ここまで、HSPの私がリーダーとして「向いてない」「しんどい」と感じた理由をお話ししてきました。
ただ、誤解してほしくないのは、HSPがリーダーにまったく向いていないというわけではない、ということです。
実際にリーダーを経験する中で、「これはHSPだからこそできていたかもしれない」と感じる場面も、確かにありました。
- 責任感が強く、仕事を丁寧に進められた
- 小さなミスや違和感に早く気づき、先回りして対応できた
- 周りの意見を聞きながら、調和を大切に進められた
- 相談しやすい雰囲気をつくり、スタッフが安心して働ける環境づくりができた
これらは、前に立って強く引っ張るタイプのリーダーとは違う、HSPならではのリーダーの形だと感じています。
次の章では、それぞれの点について、私の体験を交えながらもう少し詳しくお話しします。
責任感や完璧主義が良い方向に働いた


HSP気質の人は、「責任感が強すぎる」「完璧主義で疲れやすい」と言われることが多いです。
実際、私自身もリーダーを引き受けてから、この性質に振り回されてきました。
「自分が確認しないと不安」
「中途半端な状態で人に任せるのが怖い」
「ミスが起きたら全部自分の責任だと思ってしまう」
正直かなりしんどかったですし、結局心配になって自分で1つ1つやろうとしてしまうので、「これはリーダー向いてないのでは…」と何度も思いました。
ただ、振り返ってみると、この強すぎる責任感や完璧主義が評価されていた場面も確かにありました。
- 小さな違和感やミスに早めに気づけた
- 「まあいいか」で流さず、事前に確認・準備を徹底できた
- メンバーのことを考え慎重に判断できた
といった点です。
自分では「気にしすぎ」「考えすぎ」と思っていた行動が、周囲から見ると「丁寧で信頼できる」という評価につながっていたこともありました。
特に、非HSS型HSPで慎重派な私の場合、勢いで引っ張るリーダーにはなれなくても、ミスを減らす・場を安定させる立場としては機能していたと感じています。
調和型リーダーとして場を整える役割を担えた
いわゆる「強く引っ張るリーダー像」とは違い、私は前に立って指示を出し続けるタイプではありませんでした。
むしろ意識していたのは、
- 誰かが話しにくそうにしていないか
- 不満や不安が、表に出る前に溜まっていないか
- チーム内の空気がギスギスしていないか
といった、場の空気や人間関係の微妙な変化でした。
HSPの私は、良くも悪くも「空気を読みすぎる」タイプです。
そのため、リーダーとしてはしんどい場面も多かったですが、この気質が調和型リーダーとしては役に立っていたと感じることもありました。
- 意見が対立しそうな場面で、双方の気持ちを言葉にして橋渡しをした
- 強い人の意見に押されがちな人のフォロー役に回った
- 問題が大きくなる前に、相談に乗って小さなズレを調整した
こうした動きは、目立ちにくいですし、自分でも「リーダーらしい仕事をしている」という実感は薄かったです。
それでも後から、
あのとき間に入ってくれて助かった。
話を聞いてもらえて、気持ちが落ち着いた。
と言われたことで、前に出ないリーダーにも意味はあったのかもしれないと思えるようになりました。
HSP女性のリーダーは、人と人の間をなめらかにつなぐ役割を自然と担いやすいのかもしれません。
HSP女性はリーダーに向いてない?実際にやってみて辿り着いた結論


ここまで、HSPの私がリーダーをやってみて「向いてない」「しんどい」と感じた点と、それでも「これは自分なりにできていたかも」と思えた点の両方をお話ししてきました。
それらを踏まえたうえでの結論は、HSP女性の自分には、リーダーという役割が合っていなかった、ということです。
責任感が強く、周りの気持ちに敏感で、場の空気を良くすることはできても、すぐに判断を求められたり、強く主張し続けたりする働き方は、心と体に無理がかかっていました。
- 丁寧に仕事を進め、安心感のある雰囲気をつくる
- 人の小さな変化に気づき、トラブルを未然に防ぐ
- 一人ひとりの様子を見て、細かくフォローができる
など、向いている面があったのも事実です。
ただその一方で、責任を一人で抱え込みやすく、人間関係でも消耗しやすい私にとって、リーダーという立場は、続けるほど負担が増えていく役割でもありました。
そのため私は、前に立って引っ張るよりも、一歩後ろや横で支える立場のほうが、自分の特性を無理なく活かせると感じています。
もし今、
リーダーに向いてないかもしれない
しんどい、辞めたいと思ってしまう
そんな気持ちを抱えているなら、それはあなたの能力不足ではありません。
役割や環境が合っていないという可能性も、ぜひ頭の片隅に置いてみてください。
なお、HSPの感じ方は、性格タイプによっても違いがあります。
私は、MBTI診断(16タイプ性格診断)ではINFJ(内向・直感・感情・判断型)に当てはまるタイプで、この傾向が、リーダーとしてのしんどさに影響していたと感じています。
次はそのINFJの視点から、もう少し詳しく説明します。
INFJタイプのHSPがリーダー職で特につまずきやすい理由


INFJタイプのHSPは、物事を深く考え、相手の気持ちを大切にする反面、自分よりも周囲を優先してしまいやすい傾向があります。
そのため、リーダーという立場では、次のような点につまずきやすいと感じました。
- 言語化が苦手であること
- 素早い判断が苦手であること
- タスク遂行より人の感情を優先してしまうこと
言語化が不得意で説明が伝わりにくい
INFJタイプのHSPは、物事を深く考え、相手の気持ちを大切にする反面、
頭の中で感じ取っていることを、言葉にして説明するのが苦手な傾向があります。
私自身も、
全体を見たとき、なんとなく違和感がある
このままだと良くない気がする
といった感覚は強くあるのに、それを具体的な言葉や指示に落とし込むことがなかなかできませんでした。
その結果、
- 説明が抽象的になってしまう
- 何をどうしてほしいのか、相手に伝わらない
- 「結局どうしたいの?」と聞き返されて焦る
といった場面が、リーダー業務では何度もありました。
INFJは、主機能に内向的直感(Ni)を持つタイプと言われています。
これは、物事を全体像や流れとして捉える力が強い一方で、頭の中のイメージが高度すぎて、言葉にすると削ぎ落とされてしまうという特徴もあります。
自分の中では筋が通っているのに、それをそのまま相手に共有できないもどかしさが、「リーダーとして説明が下手」「指示が曖昧」という評価につながってしまうこともありました。
素早い判断や突発的な出来事に弱い


もうひとつ、リーダーとしてしんどさを感じやすかった理由に、劣等機能である外向的感覚(Se)の影響もあったと感じています。
Seは、
- 具体的な情報や事実を捉える
- 今この瞬間の状況に即座に対応する
- 現場の変化に素早く反応する
といった力に関わる機能です。
INFJタイプはこのSeが弱いため、
- 突然の予定変更
- その場での判断や臨機応変な対応
- 想定外のトラブルへの即対応
といった場面で、強いストレスを感じやすくなります。
リーダーという立場では、
とりあえず今どうする?
今すぐ決めてほしい
といった即決を求められることが多く、判断力がついていかない感覚がありました。
感情を優先しすぎて業務遂行が後回しになる
INFJタイプのHSPは、相手の気持ちに深く共感し、「できるだけ傷つけたくない」と考える傾向があります。
外向的感情(Fe)という補助機能がこれに当たります。
この共感力そのものは大きな強みですが、リーダーという立場では、それが業務の進行を難しくしてしまう場面もありました。
たとえば、注意や修正が必要な場面でも、
- 相手の落ち込みや反応が気になり、言い出すのをためらってしまう
- 「今忙しそうだから伝えるタイミングじゃないかも」と先延ばしにしてしまう
- 結果として、問題が大きくなってから対応することになる
といったことが起こりやすくなります。
また、判断を下す場面でも、
- この決定で誰かが嫌な思いをしないか
- 傷つけない言い方は本当にこれでいい?
- 納得してもらえなかったらどうしよう
と感情面を優先して考えすぎてしまい、本来はリーダーとして必要な決断に時間がかかることもありました。
あとから振り返ると、「もっと早く伝えていれば修正が簡単だったな」と思う場面も正直ありました。
決して仕事への責任感が低いわけでも、判断力がないわけでもなく、人の気持ちを大切にする姿勢が、そのまま仕事にも持ち込まれていました。
それが、リーダー業務では負担として表れてしまったと感じています。









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